第二回
ストレスの伝達経路
ストレスは以下のような経路を通って、心身に影響を与えます。
ストレス→大脳新皮質→大脳辺縁系→視床下部
そして、そこから、内分泌系(ホルモン分泌)の崩れ、自律神経の乱れ、免疫系の乱れといったようにストレスは身体に影響を与えます。
ストレス状態の兆候
ストレスから以下のような心身の様々な症状が出ることがあります。
全身症状―疲れやすい、身体がだるい、気力がない
筋肉系症状―肩こり、首がこる、手足だるい、関節痛、扁頭痛
感覚器系症状―目の疲れ、めまい、多汗、音に対して敏感
睡眠障害―寝つきが悪い、眠りが浅い、早く目覚め再び寝付けない、夢ばかり見て寝た気がしない
循環器系症状―心臓がドキドキする、胸が痛くなる、不整脈
消化器系症状―食欲不振、胃がもたれる、吐き気、嘔吐、下痢、便秘
こういった症状から、以下のような状態になることもあります。
□心身症
□気分障害
□不安障害
こういった身体症状の知識をあらかじめ持っておくことで、自分のストレス状態を知ることにつながります。