第三回
ストレス気質
今回はどういった人がストレスを感じやすいかという、ストレス気質について解説したいと思います。
ストレスを感じやすいタイプの人として、2つのタイプがあります。
1つは自己成長意欲が高いタイプの方
そして、もう一つが自己抑制度が強いタイプの方
まず、自己成長よくが高いタイプの方ですが、そのような方は以下のような特徴があります。
●自分にも他人にも要求水準が高い。
●満足しにくい
遺伝的にドーパミンという脳内の快感物質の受容体が少なく、満足をなかなかえられないため、要求水準が高くなってしまうことがこのタイプに多いです。
要求水準が高いため、仕事において、パフォーマンスを発揮する反面、ストレスを感じやすいため、自分がそのタイプだと思いあたる方は、60%できればいい。あるいは、「まあいいか」といった言葉を10回以上言って自分に言い聞かせることを習慣化するといいかもしれません。
また、自己抑制傾向が強いというタイプの方も、ストレスを感じやすいという特徴があります。そのような方は以下のような特徴があります。
●周囲に気を使う。
●人から頼まれると自分のことを後回しにしてしまう。
●自分の感情の動きをなかなか意識しない。
●内的感情に気づきにくく、言葉でうまく表現することができない。
特に、厳しい両親の基で育ったり、子どもの頃に思っていることを素直に言えない環境で育つと自分を抑制する傾向があります。また、一見、人の目を意識しているので、相手のことを考えているようですが、実際は相手による自分の評価に意識がいっており、相手自体のことは見えていないことも多いです。
日本人には、この自分を抑制してしまうタイプの方が多い傾向にあります。
こういった傾向があると思う場合は、そのパターンは過去のこどものころに作られたもので、今はもう成熟した大人なのでそうする必要ないと思うのも一つかもしれません。もう、すでに成人して、経験も多く積んで、一人で生きれるので人の顔色を過剰に見て生きる必要はないのです。過去のパターンが残っているだけである。そう考えることもできます。
以上参考になれば幸いです。