第一回
ストレスの種類
ストレスストレスと良く言われますが、ストレスとはいったいどういうものがあるのでしょうか?
ストレスには、大きく分けて、2つのストレスがあります。
1つが外的ストレッサー、そしてもう一つが内的ストレッサーです。
まずは外的ストレッサーには、物理的ストレスと社会的ストレスがあります。
自然に代表される「外部環境」、寒暖変化、騒音、高低音による刺激といったことが、この物理的ストレスになります。温度や音などもストレスになるという事ですね。
そして、社会的ストレスとは「社会環境」経済状況の変化や人間関係によるものです。企業に勤めている場合には、退職や雇用、部署の移動といったこともこの社会的ストレスになりますね。また、会社における人間関係、友人との関係などもこの社会的ストレスに入ります。
次に内的ストレッサーとしては、心理的•情緒的ストレスと生理的•身体的ストレスからなります。これは、外的環境からくるものではなく、自分の内部からのストレスになります。
心理的•情緒的ストレスとは、緊張、不安、悩み、焦り、寂しさ、怒り、憎しみなどの個人感情によるストレスです。さまざまな状況によって、我々は緊張や不安、そして、人に対しての怒りなど様々な感情を抱くことがあると思いますが、これがそのストレスになります。
そして、生理的•身体的ストレスは、疲労、不眠、健康障害などの生理的状況の変化になります。疲れてしまったり、睡眠がとれていないなどの生理的な、また身体的なものによるストレスです。
また、別の言い方をすると外的ストレスをストレッサー(ストレス要因、ストレス原因)。そして、内的ストレスをストレス反応と言い換えることもできます。
そして、そのストレスを決めるのは、その人のストレスに対する耐性がどれだけあるかによります。
このように、外的ストレス(ストレッサー)、内的ストレス(ストレス反応)、そして、個々人のストレス耐性。この3つから、ストレスをとらえることができます。
では、そもそもストレスとは、どういうものでしょうか?また、ストレスとはどういった状況のことでしょうか?
ストレスとは、簡単に言うと思い通りにならない心の状況ということができます。
では、ストレスが必ずしも悪いものかというと、必ずしもそうではなく、こうしたい、ああしたいといった成長意欲ともつながり、成長の糧になることもできるものです。
ですので、ストレスを常にネガティブなものととらえるのではなく、ニュートラルにとらえる工夫が必要ですね。